ボール式熱交換器自動洗浄装置「XAC」のご紹介|熱交換器の洗浄・メンテナンス

ボール式熱交換器自動洗浄装置「XAC」のご紹介

小さなボールの大きな存在感。「XAC」とは?

熱交換器・復水器・凝縮器の内部にスケール・スライム・ヘドロなどの汚れが蓄積すると、稼働効率の低下や細管の腐食など、多くの問題を引き起こします。
当社が開発したボール式熱交換器自動洗浄装置「XAC」は、スポンジボールで熱交換器のチューブ内を繰り返し自動的に洗浄するメンテナンスツールです。
こちらでは、さまざまな効果が期待できる「XAC」の仕組みや特徴などについてご紹介します。

ボール式熱交換器自動洗浄装置「XAC」とは

「XAC」の概要

「XAC」はシェル&チューブ式熱交換器を自動洗浄する装置です。
直径10mm~20mm前後の専用スポンジボールを熱交換器のチューブ内に入れ、機器内部を流れる冷却水を利用してボールを細管に通すことで自動的に物理洗浄します。
機械の稼働時は常に汚れの付着が防げるため、機械の稼働効率低下や細管の腐食にともなうトラブルを未然に防ぐことが可能。
そのうえ、ブラシ・薬品による定期洗浄が不要になることから、大幅な省エネとメンテナンスコスト削減、設備の延命が実現できます。

「XAC」の仕組み

シェル&チューブ式熱交換器の細管にスポンジボールを定期的に通し、物理洗浄を自動で行います。
稼働している間は繰り返し洗浄できるので、常にキレイな状態が維持できます。
制御盤やボール回収ユニット、ボール回収トラップなどは工場・施設の設計や配管の位置などによって設置場所を選べるので、オーダーメイドで最適なご提案が可能です。

XACの仕組み

  • 熱交換器の冷却水入り口にボールの投入口を設け、
    出口で回収用トラップによりボールをキャッチします。
  • ボール投入回収ユニットが、ボール投入から回収までの水の流れをつくります。
  • ボールの投入から回収、待機のサイクルはすべて制御盤が自動的に繰り返します。
「XAC」の特徴

「XAC」は完全受注生産で本体ユニットのレイアウトを自在に変えられるので、どのような場所にでも設置可能。
制御盤1台で最大6台まで連続洗浄できるマルチ制御も可能なので、費用対効果をさらに高められます。
メンテナンスで必要なのは、天然ゴムでできた専用スポンジボールの交換のみ。
ランニングコストがほとんどかかりません。
また対象となる設備の運転と連動し、自動的に作動するので、作業者の手間や負担もありません。

「XAC」の製品仕様
  標準仕様 オプション
電源電圧 3相 200V 50/60Hz ご使用条件に合わせ製造可
使用環境 本体ユニット 屋内/屋外兼用 -
制御盤 屋内 屋外仕様/その他特殊仕様
ポンプ 屋内/屋外兼用インライン型 ご使用条件に合わせ選択可
電動弁 屋内/屋外兼用 エアー駆動弁
電源容量 制御盤 205W(電動弁4台含む) -
ポンプ 1.5KW ご使用条件に合わせ選択可

・ボールトラップ参考図

ボールトラップ参考図
ボールトラップ寸法
A寸法 B寸法(mm) 質量(㎏)
80A 450 32
100A 460 37
125A 535 47
150A 630 83
200A 660 106
250A 758 130
300A 905 160
350A 990 220

・ユニット参考図

ユニット参考図
ボール投入回収ユニット参考寸法
仕様 A寸法(mm) 質量(㎏)
シングル 920 180

※本寸法は参考です
実際の設置場所やマルチ数により変わります

「XAC」の導入効果・メリット

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